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ミッドサマー 映画 より楽しむための ヘレディタリー 解説・考察


【超恐怖】これが現代ホラーの頂点 11.30公開『ヘレディタリー/継承』90秒本予告

 

ホラー映画の夜明け

2018年、「現代ホラー最高傑作」の評価を欲しいままにした、ヘレディタリー 継承。これををデビュー作で撮ってしまったホラー界の貴公子、アリ・アスター監督。サンダンス映画祭で監督賞を受賞、気鋭スタジオA24が放ったホラー映画は、新時代の到来を告げるものだった。ヘレディタリー観賞時、誰もが体験したであろう、未体験な新鮮な怖さ。ふたたびこの感覚を味わうためにも、ヘレディタリーを咀嚼し直す必要がある。

 

 

 

ミッドサマーへ

継承される

10の要素

 

 

ミッドサマーはヘレディタリーを

 見てからじゃないと

 楽しめない?

 

監督が同じというだけで、

関係性はない新作映画。

  

しかし、

より楽しむためには、

ヘレディタリー鑑賞は必須。

 

ミッドサマーにも、

継承されているであろう

ヘレディタリー要素を予想。

 

そんな予想を、

ヘレディタリー 継承のブルーレイの

特典映像に収録の

監督・キャストのインタビューなどから

ひも解く。

 

 

ミッドサマー あらすじ・ネタバレなし

 


『ミッドサマー』本国ティザー予告(日本語字幕付き)|2020年2月公開

 

 

継承される要素①

予想できない恐怖

 

ヘレディタリーでは、

闇の描写・暗闇のシーンを多用して、

予想できない展開に、

拍車がかかっていた。

 

しかし、

今回のミッドサマーでは、

その一歩上をいく、真逆の設定。

 

太陽が沈まない白夜、

スウェーデン奥地の村。

そこで祝祭感がある

開催される90年に一度の祝祭。

 

美しい花々が咲き誇り、

やさしい住人たちが陽気に歌い踊る、

楽園のような場に思えた。

 

そんな状況下での惨劇を描く、

フェスティバル・スリラー。

今回も全く予想ができない恐怖が

待っているのは間違いない。

 

 

 

鑑賞前の現在、

雑誌のインタビュー等により

わかっている3つの要素

 

継承される要素②

カタルシスを

感じる映画

 

ヘレディタリーとミッドサマーはどちらも

最悪の状況から脱し、

精神の解放・自由を得る

一種のハッピーエンド。

 

継承される要素③

カルト宗教の

要素が色濃い

 

徹底的に研究された、

謎めいた儀式やオカルトが好きな

アリ・アスター監督らしいさが

表れている。

 

継承される要素④

ゴア描写が強烈

 

観客が衝撃を共有できるように、

衝撃的で生々しい、

トマウマをやけつける。

  

 

■作品概要
 
ヘレディタリー/継承
 
原題 Hereditary
製作 2018年
製作国 アメリカ
 
監督 アリ・アスター
脚本 アリ・アスター
音楽 コリン・ステットソン
撮影 パヴェウ・ポゴジェルスキ
編集 ジェニファー・レイム
   ルシアン・ジョンストン
 

 

 

■ヘレディタリー/継承 あらすじ・ネタバレ

 

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画像の引用元:IMDb公式サイトより 

(以下同様)


 

※この映画のタイトル

「ヘレディタリー」は遺伝性を意味する。

 グラハム 一家の血筋をめぐる物語。

  

 

あらすじは、

ざっくり以下の通り。

ネタバレあり。

 

1.主人公一家の祖母エレンの葬式からはじまる

 

※この映画は主人公が定かではない。

あえていうなら、

「グラハム 一家」が主人公のために、

このような表記にしている

 

2.妹チャーリーが事故死

 

3.父、母、犬まで犠牲になり、

グラハム一家は壊滅状態。

 

4.唯一生き残ったピーターだったが、

最後は殺されてしまう。

 

全てはカルト的な悪魔崇拝たちによって、

仕組まれていたものだった。 

 

ピーターの死後、

その肉体に、

悪魔ペイモンが憑依する(継承)。

 

 

 

 

■キャラクター紹介

 
アニー・グラハム

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感情の起伏がはげしい、
ミニチュア模型をつくるアーティスト
「グラハム 一家」の母。
 
キャスト:トニ・コレット
吹き替え:藤貴子
 
 
スティーブ・グラハム

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家族想いな「グラハム 一家」の父。
アニー・グラハムの夫。
 
キャスト: ガブリエル・バーン
吹き替え:仲野裕
 
 
ピーター・グラハム

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「グラハム 一家」の長男。
マリファナ常習者。
 
キャスト:アレックス・ウルフ
吹き替え:小田柿悠太
 
チャーリー・グラハム

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「グラハム 一家」の娘、
ピーターの妹。
内向的な母親譲りのアーティスト。
 
キャスト:ミリー・シャピロ
吹き替え:小若和郁那
 
ジョーン
 

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アニーに近づく、いい人そうなおばちゃん。
実は悪魔崇拝者。
 
キャスト:アン・ダウド
吹き替え:仲村かおり
 
エレン・リー

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「グラハム 一家」の祖母。アニーの母。
王妃。
 

 

  

■解説・考察

 

ヘレディタリー / 継承 

その怖さの 

神髄とは

 

さいごに詳しくまとめるが、

引続き、

映画を観ての印象など。

 

継承される要素⑤

ホラー的魅力のある

キャラクター

の発掘

 

強烈なビジュアル系の2人。

 

夢にででてきそうな、

トニ・コレットが演じる

母親アニーの顔芸。

 

また、その娘役チャーリーの顔も怖い。

 

映画公開用のポスターを見たときから、

チャーリーの顔は、

特殊メイクやCG加工をほどこている

ように感じるのに、

特殊メイク、CGなしの天然ホラー顔。

 

ミッドサマーでも、

ホラー的な魅力あるキャラクターの、

キャスティングが予想できる

 

継承される要素⑥

何かしらのジャンル映画

 

ヘレディタリーは、

大きな音でびっくりする系ではない、

精神的に追いつめられる恐怖、

「救いがない」映画。

 

暗黒ホームドラマの系譜

最前線、

頂点に君臨している。

 

しかし、

ヘレディタリーは

暗黒ホームドラマの皮をかぶった

悪魔映画ジャンルだった。

 

そのため、

 今回も何かしらの

ジャンル映画であるのではないか

という予想が出来る。

 

継承される要素⑦

ミニチュア問題

 

ミニチュアハウスが
意味していたものは、
グラハム一家は、
悪魔パイモンの「ドール」にすぎないこと。
 
アニーがミニチュアハウスを作っていたが、
パイモンによって、
作らされていたという見方ができる。

 

ヘレディタリーが、

ミニチュア模型を

メタ視点的に使っていたように、

 

ミッドサマーでも、

何かしらの美術等が、

キーポイントとなる予想できる

 

 継承される要素⑧

独特な音・

音楽の使い方

 

まず一番気になる音としては、

チャーリーが鳴らす『コッ』

という舌鳴らし音。

 

これは公式サイトにある

「完全解析ページ」の見解では、

チャリーには最初から悪魔が宿っている

という設定を音で表現していること。

 

また、主人公一家の会話シーンなどで、

ブーンという重低音が流れる

サウンドデザイン、

音響演出がされている。

 

そして、クライマックス。

戴冠式で流れる、

『司祭ザドク』が使われ、

カタルシスの到来が始まる。

 

エンドロールでは、

ジュディー・コリンズの

「Both Sides Now」。

(邦題:青春の光と影)

が流れろことで、

カタルシスは最高潮を迎える。

 

トイストーリー4の予告編でも、

使われたこの曲。

歌詞の意味を考えると、

意外にもどちらの映画にもぴったり。

 

Both Sides Nowの歌詞の意味

 

ものごとを表と裏の両側からながめてみても、

自分が思っていたのは、

幻の記憶で、

本当は何もわかっていなかった

 

音や音楽の使い方については、

当然こだわってくるであろうことが

予想するに易しい。

 

継承される要素⑨

何度も観たくなる 

中毒性の高い 

傑作ホラー

  

全てのシーンに意味があり、

繊細につくりこまれ、

緻密な構成の作品。

  

ブルーレイの特典映像で

アリ・アスター監督が

このように言っている。

 

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アリ・アスター監督(写真:中央)

 

作りたかったのは、

観た人を悩ませ、

しばらく心に残って、

すぐにはとり払えない映画。

 

また、

ブルーレイの特典映像での

ピーター役の

アレックス・ウルフが語っているように、

「死ぬまで体に染みつく映画」だ。

 

今回のミッドサマーでも、

間違いなく、

この精神は引き継がれるだろう。

 

 

継承される要素⑩

神がかった

過去作品の

組み合わせ

 

ヘレディタリーを観て

連想した映画の

あれこれ

 

『エクソシスト』『エクソシスト3』

エクソシスト的表現が見られ、オマージュシーンも多い。

 

『シャイニング』

冒頭のミニチュアハウス演出や、

悪霊により、

ジャック・ニコルソン的に

顔芸が狂気を帯びていく。

 

『ウィッカーマン』

異端教徒たちによる恐怖。

 

『ローズマリーの赤ちゃん』

悪魔崇拝者たちが登場する。

 

  

このようなことから

ヘレディタリー/継承

その怖さの

真髄をひもとくと

 

個人的な見解だが、

史上最凶のホラー映画、

エクソシスト1・3

と、

シャイニング。

 

この組合わせの妙だと思われる。

 

エクソシストは公開当時、

全米大パニックを引き起こし、

エクソシスト3は、

原作者ウィリアム・ピーターブラッディが監督。

(個人的にはこの映画が一番怖いと思っている)

 

シャイニングは恐怖演出の計算による、

ホラーの恐怖度数を表す数式によると、

歴代No.1。

 

 

さらに、

この2作に加えて、

ローズマリーの赤ちゃんや、

ウィッカーマンによる、

カルト宗教の暴走を加えていくことが

現実に根差した恐怖となる。

 

 

もちろん、

アリ・アスター監督のセンス・感性が

あってこそ、なせる業(わざ)。

 

 

今回も過去の作品の絶妙な組み合せ、

があると思われる。

ベルイマン好きだから、

スウェーデンが舞台という情報もある。

 

また、ミッドサマーは、

サイケリックドラックの影響下にあり、

クライマックス、ドクターストレンジ

のようにリアルなトリップ表現があるという。

 

 

 

 

まとめ

 

ミッドサマーへ継承される10の要素

 

①予想できない恐怖

②カタルシスを感じる映画

③カルト宗教の要素が色濃い

④ゴア描写が強烈

⑤ホラー的魅力のあるキャラクターの発掘

⑥何かしらのジャンル映画

⑦ミニチェア問題

⑧独特な音・音楽の使い方

⑨何度も観たくなる中毒性の高い傑作ホラー

⑩神がかった過去作品の組み合わせ

 

これらを意識して観ると、

ミッドサマーが、

「より楽しめる」のでは。

 

今回紹介した作品の

ブルーレイ・DVDは、

こちら。

 

今後、

間違いなく

プレミア必須。

いまのうちにゲット↓

 

・ヘレディタリー/継承(2018年)

by カエレバ

 

 

【特典映像】
監督他スタッフや、
トニ・コレットたちキャストによる、
製作裏話を語るインタビューが、
40分以上収録。
 
・「ヘレディタリー」の真実(20分)
・未公開シーン(16分)
・とらわれた家族たち(6分)
・予告編集(2分)

 

【封入特典】
・アウタースリーブ
・ポストカード2種
 
 

・エクソシスト・アンソロジー

エクソシスト全作品がコンプリート
されたディスク6枚組パッケージ。
エクソシスト1作目は、
オリジナル版とDC版、
日本未発売のドミニオンまで収録。
 
 
特に、大好きなのがエクソシスト3。
 
原作者自らが映像化した1作目の正統続編は、
トゥインクル・トゥインクル・キラーカーンの
如く、ためて×3 大爆発させる最狂ホラー演出。
 
宗教・死生観・犯罪心理学の要素を見事に
昇華させた最凶スリラー仕立ての完成度。
 
シリーズの3作品目の中で最強だし・
エクソシストシリーズでも、
最恐映画の完全体。
 
 

 

・シャイニング(1980年)

 

こちらは米公開版の143分版。


国際版119分、

米公開版の143分版、

プレミア時の146分版(日本未ソフト化)。

 

143分版のカットシーン研究は

楽しいものの、

惜しむらくは映像。

 

リマスターされてないから、

せっかくの映像美を発揮出来ずに

非常にもったいない。

 

シャイニングは、ホラーの恐怖度数を

表す数式で歴代No.1。

数式はもちろん個人の差はあるし、

映画を数値化するなんてナンセンスだが、

参考まで。

 

 

・ウィッカーマン(1973年)

 

特別完全版本編99分。

 

独自宗教が信仰され、

いけにえ文化が残る

スコットランドの孤島。

 

行方不明の少女を捜しに訪れた

警部が奇妙な島民と孤軍奮闘。

宗教観が色濃く反映されている。


島の主サマーライズ卿に

扮したクリストファー・リーは、

本作が自身のベストアクトとの

記録もある怪演は見所の一つ。

 

しかしながら、

この映画の最大の特異点は、

異教徒文化の風習・信仰・規律が

取り入れられて描かれる。

 

独特の雰囲気ある

画と音の表現の延長線には、

これまでキリスト教が、

他教徒の弾圧を繰り広げてきた

悪行に対するアンチテーゼがテーマの、

反逆のカリスマ映画。


特別完全版を推奨する。

 

 

・ローズマリーの赤ちゃん(1968年)

by カエレバ

 

実際に起きたシャロン・テート殺人事件と、

映画内容がリアルタイムで、

クロスオーバーしていたという意味で、

アンタッチャブルにして伝説的な映画。


また、ダコタハウスでの撮影等

いわくつきつきの1本だし、

悪魔の赤ちゃん系譜の原点。

 

ミア・ファローが美人過ぎる妊婦を熱演。

ローズマリーの赤ちゃんは、

悪魔の赤ちゃん系譜といいつつも、

いわゆる残酷描写はなくて、

人間心理(サタニスト)の怖さを描いた作品。


ダコタ・ハウスのオープニングショット、

ミアファローが歌うテーマ曲、幻想表現、

セットも衣装もキマっている。

 

ホラーの古典なんだけど、

超オシャレ映画でもあり、

兼ね備えたポテンシャルの高さから、

孤高の存在に位置しているという認識。

 

 

 

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