マイ・マイケル・ベイ・ベスト映画
来年には、17年振りのシリーズ3作品目(こちらはマイケル・ベイ監督ではない)のバッド・ボーイズ・フォー・ライフの公開が決定している!というわけで、マイ・マイケル・ベイ・ベスト映画、バッドボーイズ2バッドを鑑賞して、様々なバイアスから脱却し、本来の自由な自分を取り戻してもらいたい!また、後半は気になる続編シリーズ3作品目の監督アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーによる前作「ギャングスタ」についての特集だ。
■バッドボーイズ2バッド 作品概要
※画像の引用元:IMDb公式サイトより
(以下同様)
原題 Bad Boys II
製作 2003年
製作国 アメリカ
スタッフ
音楽 トレバー・ラビン
キャスト
・マイク・ローリー/ウィル・スミス
他
■あらすじ・ネタバレ
アムステルダム。ある麻薬について、製造工場から輸送、販売まででを取り仕切っている男がいた。エクスタシーの麻薬王、マイアミのジョニーである。一方、マイアミ警察は麻薬取引の情報を得て、取引場所であるKKK集会(白人至上主義の秘密結社)に警察官を潜入させていた。潜入していたマイクとマーカスは、変装を解いて銃を取り出すと、激しい銃撃戦へ発展。しかし、決定的な情報は得られずにマイクとマーカス落ち込む。
マーカスの妹であるシドは、麻薬捜査のおとり捜査官(DEA)として働いていた。ロシアマフィアのアレクセイに接近しており、取引後の現金を輸送中にハイチのギャング団に襲われる。マイクとマーカスも巻き込み、ギャング達との激しいカーチェイスが繰り広げられる。マーカスがシドにスパイ捜査の件をとがめるも、シドはマイクとともに任務のためだとマーカスを諭す。また、マイクとマーカスは、ハワード警部から街が滅茶苦茶になっている事で詰め寄られ、何としてでも捕まえるように2人に指示がでる。 マイクとマーカスは情報屋を揺すり、ハイチのギャング団の潜伏先であるピンクハウスを急襲。潜伏先を制圧して、情報を聞き出そうとし、結果的にビデオカメラを手に入れる。2人は警察署に戻り、巨体ハッカーであるフレッチャーにビデオカメラの解析を依頼し、パーム葬儀社という組織がジョニーにつながっていることを突き止める。
マイクとマーカスは害虫駆除業者に扮し、ジョニーの家に侵入。シュレッダーされた紙を持ち出そうとし、監視カメラをつけたりする。時を同じくして、屋敷内ではジョニーとアレクセイが取引を行っていた。アレクセイがジョニーの支払いを減らすことに腹を立てたジョニーがアレクセイの腹心をバラバラに惨殺してしまう。マイクは台所に残されていた男の指を発見し、マーカスと共に急いで屋敷から逃げ出した。指を警察署内へ持ち帰り、男の指の指紋を調べると、ロシア・マフィアの副官だと判明する。さらに、フレッチャーがシュレッダーされた紙を調べた結果、「デキシー7」という名前の船の写真であることが判明する。船の所有者はフロイド・ポティートという人物で、映画冒頭のKKK集会でマイクが耳を吹き飛ばした男であった。マイクとマーカスは、フロイドを脅し、デキシー7の場所とジョニーとの関係について迫り、情報を得てから、ジョニーの受け渡し場所を見張った。その情報によると、棺は陸路で葬儀社へと運ばれようとしており、激しいカーチェイスにより、葬儀社の車からは遺体が飛び出し、道路上は地獄絵図の修羅場と化す。結局、葬儀社の車を運転していた男にも逃げられ、棺も消えていた。マイクは運転手を追いかけるが、格闘の末もむなしく、運転手は線路上で電車に轢かれて亡くなってしまう。マイクとマーカスは、もたもハワード警部から絞られる。
それでもめげずにマイクとマーカスは、ジョニー逮捕の令状をとるため、証拠を集めに動く。葬儀社に侵入、棺の中を調べた。棺の中には現金、遺体の中にはエクスタシーが入っており、密輸の決定的証拠となる手口を押さえる事ができた。マイクとマーカスはその足で真夜中にハワード警部の家を訪ねる。葬儀社で撮った証拠の写真をハワード警部に見せた。ついに、ジョニーへの逮捕状が下り、マイクとマーカスたちは、3か所同時(屋敷と葬儀社と船)に、手分けして襲撃することになった。しかし、屋敷には任務を遂行中のマーカスの妹であるシドがいた。同時刻に、アレクセイが復讐のために、単身屋敷に乗り込んできたが、へべれけのアレクセイはあえなく警官に射殺される。ジョニーにDEAだとバレてしまったシドは、キューバへと連れ去られてしまう。マイクとマーカスは、ヘリコプターに乗り込み、シドの救助へと向かった。てんやわんやの大騒ぎの末、ジョニーを射殺、シドを救出。任務は成功し、エンディングを迎える。
■キャラクター紹介
もはや説明不要のゴールデンバディ、マイアミ市刑事マイクとマーカス。
フロイド・ポティート
キャスト:マイケル・シャノン
ビキニのダンサー
クラブの場面のバックグラウンドで踊っているセクシー美女は、後にトランスフォーマー1・2のヒロインとなる女優。星条旗柄のビキニ、テンガロンハットをかぶっている。
キャスト:ミーガン・フォックス
■名場面ハイライト(評価・解説・考察)
見所
劇場用長編デビュー作の『バッドボーイズ』(1995年)以来、マイケル・ベイはプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーとともに映画作りをしてきた。
そして、バッドボーイズ2バッド(2003年)で最高到達点を迎える。ブラッカイマーとベイは本作以降は袂をわかつ。
ベイは以降スピルバーグと組みトランスフォーマーシリーズで超絶稼ぐ。しかし、何と言ってもベイの最高峰は本作だ。
冒頭からKKKの格好をしたマイクとマーカスのアクションからフルスロットルの乱れ撃ち。銃撃戦、爆発!カーチェイス、爆発!銃撃戦、爆発!
果ては死体いじりの高等エログロギャグまで挟む、アップデートしまくりの自由過ぎる発想を大胆に映像化し、観るものを骨抜きにする完璧な映像ドラッグとして作用する。
そんな伝説的なシリーズの生みの親ジェリー・ブラッカイマー製作のもと(マイケル・ベイが続投しないのは本当に残念だが)、新作は楽しみでしかたがない。
それでは、マイケル・ベイの映画監督作品について
フィルモグラフィーを公開順に みていきましょう。
PS バッドボーイズ3の監督(アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー)について
ベルギーの大都市、アントワープ。
その郊外で生まれ育った幼なじみの4人は、
ギャングの大物へのあこがれから、
大物組織を相手に麻薬戦争へ
発展させてしまう。
監督は本作から、
バッド・ボーイズ・フォー・ライフの監督にまで
抜擢されるほど成上り。
アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーコンビ。
脚本までも描き、
「観るべき10人の監督たち」
に選出された新星。
エディ・マーフィ主演の
ビバリーヒルズ・コップの4作目への
起用も発表されている注目株。
バッドボーイズの継承者らしい
コミカルとシリアスの緩急がついた
ストーリー展開。
愛されキャラクター造形、
カーチェイス、
爆発、
銃撃戦アクション演出もお手の物。
セクシーシーンや、
ドラマパートの細かい気配りもできる。
また、映画オタクっぽく
過去の名画のオマージュ等、
さりげなく散りばめられている。
■ギャングスタ 作品概要
原題 PATSER
製作 2018年
製作国 ベルギー
スタッフ
監督・脚本 アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー
アダモ
マリー
麻薬密売の大物ギャング、
アダモ達の憧れの存在。
キャスト:ヴェルナー・コルフ
4人の幼なじみでアダモの元親友だったが、
一人だけ警察官となっている。
キャスト:ナビル・マラット
さいごに
・バッド・ボーイズ・フォー・ライフについて
『バッドボーイズ フォー・ライフ』予告編 2020年全国ロードショー
『バッドボーイズ フォー・ライフ』予告2 2020年1月31日(金)全国ロードショー
『バッドボーイズ フォー・ライフ』予告3 2020年1月31日(金)全国ロードショー
バッドボーイズ2バッドに関しては、
これだよ!これが観たかったんだよ
マイケル・ベイ!!
という言葉がしっくりき過ぎるくらい、
自分にとってはマインドフルネス映画。
続編と言えば、
これくらいやり過ぎてないともう嫌。
マイケル・ベイの刻印キッチリな過剰さと、
悪趣味が両立していないと、
五臓六腑に染み渡らない!!
そんな自分のやりたい事を
体現したであろうマイケル・ベイの
バッドボーイズ2バッドには、
P・ドラッカーの
次の言葉が脳裏をよぎった。
「自分を、本来の自分でない誰かに変えようとして成功した人はいない。
成功したのは、本来の自分になろうとした人である」
もし何らかの間違いで、
何かに囚われてしまい、
精神が病んでしまった時、
この映画の事を思い出し、
何も余計な事は考えずに鑑賞し、
本来の自分を取り戻して欲しい。
願わくば、
次作(バッド・ボーイズ・フォー・ライフ)
もこのように、
誰に遠慮もなく作られた、
とんでもなくパワフルな映画で欲しい。
まとめ
今回紹介した作品の
ブルーレイ・DVDは
こちら↓
・バッドボーイズ2バッド(2003年)
・ギャングスタ(2018年)
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