ナルコスの登場人物とゆかいな仲間たち

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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ 登場人物 (あらすじ・ネタバレ)


『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』海外版ロング予告

 

■ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ

原題 Sicario: Day of the Soldado

製作 2018年

製作国 アメリカ

 

作品概要

スタッフは脚本テイラー・シェリダン以外入れ替わり。監督ステファノ・ソッリマ、撮影ダリウス・ウォルスキー、音楽ヒドゥル・グドナドッティル。このアンサンブルが交差する時、信じられない生々しい描写が連続する。緊張感は振り切れマックス、‪前作とは異なるテイストだが(むしろこっちのが好き)、圧倒的な続編となっている。

また、後半はついにソフト化されたステファノ・ソッリマが監督したバスターズの特集。

 

 

 

スタッフ

監督 ステファノ・ソッリマ
製作 ベイジル・イバニク
   エドワード・L・マクドネル
   モリー・スミス
   サッド・ラッキンビル
   トレント・ラッキンビル

脚本 テイラー・シェリダン
撮影 ダリウス・ウォルスキー
音楽 ヒドゥル・グドナドッティル

 

キャスト
・アレハンドロ/ベニチオ・デル・トロ
・マット・グレイヴァー/ジョシュ・ブローリン
・イザベラ・モナ/イザベル・レイエス
・マシュー・モディーン/ジェームズ・ライリー
・キャサリン・キーナー/シンシア・フォード
・ジェフリー・ドノバン/スティーヴ・フォーシング
・イライジャ・ロドリゲス/ミゲル・エルナンデス
・マヌエル・ガルシア=ルルフォ/ギャロ
・デビッド・カスタニーダ/ヘクター

 

 

 

■あらすじ・ネタバレ

テキサス州のアメリカ・メキシコの国境。メキシコの麻薬カルテルの収入源は麻薬だけでなく、密入国者からの手数料も大きな割合を占めるようになっており、密入国者達が後を絶たない。米国境警備隊が密入国者を補足・拘束するが、1人の男が国境を越えを失敗し、起爆剤とともに爆死する。ミズーリ州カンザスシティでは、テログループがショッピングストア内で自爆テロを行っており、子供を含め多数の死傷者が発生。これにより、アメリカ政府はメキシコからテロリストの密入国が行われているのではという懸念から、CIA特別捜査官マット・グレイバーを雇い、テロリストを密入国させていると疑われるメキシコ麻薬カルテル殲滅に挑む。任務を命じられたマットは、ストア爆発事件の犯人と思われる密入国テロリストの関係者として、ソマリアの海賊のボスであるバシーを尋問する。マットはバシーからメキシコのレイエス・カルテルからの資金でイエメンからメキシコ行きの輸送船を見逃す契約をしていたという情報を得る。メキシコでは、ミゲルという青年が学校をサボり従兄弟のヘクターと国境付近で大麻を吸っており、ヘクターはミゲルにマタモロス・カルテルに入ると大金が稼げると誘われ、渋々ながらも参加することに決める。

 

レイエス・カルテルの情報を得たマットは、コロンビアにいる旧知の仲であるアレハンドロに協力を依頼。マットからルール無用の自由を与えられたアレハンドロは、アメリカ政府は表に出ずに、麻薬カルテル同士の抗争(レイエス・カルテルと敵対している、国境で密入国を仕切っているマタモロス・カルテルとの同士討ち)へと仕向ける戦略を立てる。そのためには、どうしても極秘裏に麻薬王カルロス・レイエスの娘イサベル・レイエスの誘拐が必要だった。事のはじめに、マタモロス・カルテルの弁護士を急襲・粛正(予告編でも使われて話題となっていた衝撃の“デル・トロ撃ち”が披露される)を実行し、抗争の火種をつける。イサベル誘拐も予定通り順調に進む。一方、ミゲルはヘクターに連れられ、マタモロス・カルテルのボスであるガヨと会い、密入国者の管理を任されるようになる。

 

イサベル誘拐護送中、マットのチームはレイエス・カルテルの息がかかったにメキシコ連邦警察に待ち伏せされ襲撃を受けてしまい、激しい銃撃戦となる。このどたばたに紛れて、イサベルは逃走してしまう。ここでマットのチームは2手に別れ、相互の様子が交互に描かれる。アレハンドロは1人イザベルを追跡、負傷者が出たマットのチームは国境を越えて作戦拠点に引き返すことになる。自体は悪化する一方で、メキシコ警官を25人も殺した事と、カンザスでの自爆テロの実行犯は麻薬カルテルとは無関係だったことを知らされる。メキシコとの関係悪化を恐れたアメリカ政府が一方的に作戦を中止させ、オペレーション停止の証拠人としてアレハンドロとイザベルを殺害するよう命令を下す。政府の作戦中止に翻弄され、アレハンドロとイサベル殺害をためらうマット。アレハンドロも、イザベルを殺害しろと言われながらも、自分の娘の姿をイサベルに重ね救おうとする。イザベルをアメリカに蜜入国させる事ができれば、イザベルが助けられる可能性に賭け、密入国を斡旋する組織に潜入に試みる。マットのチームは命令を無視して、アレハンドロとイザベルを救出に向かう準備をしている。ところが、アレハンドロとイサベルはガヨたちに素性がばれてしまい、捉えられる。

 

ミゲルは拘束されたアレハンドロの処刑をガヨから命じられて実行する。アレハンドロはイザベルの目の前でミゲルに顔を撃たれてしまい、生死不明の状態となる。ミゲルはアレハンドロ銃撃後、マットのチームがガヨのチームを皆殺しする危険を察知したかのように、走っている車から一人チームを離脱する。その直後、ミゲルが察知した近未来のようにマットのチームがヘリコプターでガヨのチームを急襲・粛正。マットはイザベルだけを助け出し、証人保護プログラムのサポートを受けさせるつもりでヘリコプターに乗せる。一方のアレハンドロは、死の淵からよみがえる。マット達が粛正したギャングたちから武器や車を奪って走り出す、生きながらえるために。

物語の舞台は1年後。身体中にタトゥーだらけとなって容姿が変貌したミゲルはフードコートで働いていた。アレハンドロは、自分を撃った少年であるミゲルの目の前に現れ、「シカリオになりたいのか?」と問い、扉が閉められと共に物語の幕は閉じる。

(そう、ゴッドファーザーのエンディングのようにー。)

 

 

 

 (コッポラ監督のゴッドファーザー(1972年)のエンディング)


The Godfather 1 - Michael and Kay, final scene

 

 

 

■キャラクター紹介
  

 

アレハンドロ・ギリック
コロンビア人で元検事。正体は麻薬カルテルであるソノラ・カルテルにより妻と子を殺され、復讐の鬼と化す暗殺者。

マットと共に動いているが、国家の命により動くマットとは違って、アレハンドロを突き動かしている私怨のみだったが、今回イザベルを娘と重ねる人情味が見られた。


キャスト:ベニチオ・デル・トロ

 

ベニチオ・デル・トロの代表的出演作

 

・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
 

 

・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス

 

 

マット・グレイヴァー
旧知のアレハンドロと共に協力体制の元、メキシコ麻薬特別大作チームのリーダーで、超法規的行動を取れる権限を持つCIA特別捜査官。

 

キャスト:ジョシュ・ブローリン

 

ジョシュ・ブローリンの代表的出演作

 

・アベンジャーズ/エンドゲーム&インフィニティ・ウォー

 

 ・デッドプール2

 

 

イザベル・レイエス

今回、事情を良く知らされず巻き込まれる立場の女性となる。麻薬王カルロス・レイエスの末娘である16歳の少女。

アレハンドロの家族を殺した麻薬組織の長の娘で、今回の作戦のためにマットたちに拉致される。

キャスト:イザベラ・モナ

 

ジェームズ・ライリー

アメリカ国防長官。

キャスト:マシュー・モディーン

 

シンシア・フォード

CIA副長官で、マットの上官。

キャスト:キャサリン・キーナー


スティーヴ・フォーシング

マットの同僚で、特殊任務を共にする。アレハンドロ・マットと共に前作からの続投キャラクター3人目で、今回は大幅に出演時間が多くなった。

キャスト:ジェフリー・ドノバン


ミゲル・エルナンデス

ヘクターの誘いでカルテルの世界に足を踏み入れた14歳の少年

キャスト:イライジャ・ロドリゲス

 

ガヨ

マタモロス・カルテルの支配者。

マヌエル・ガルシア=ルルフォ


ヘクター

ガヨを慕っているミゲルの従兄弟。

デビッド・カスタニーダ

 

 

■名場面ハイライト(評価・解説・考察)

本作はステファノ・ソッリマとテイラー・シェリダン の最高傑作であるのは間違いない。

前作は特殊構造を持つアート寄りの映画だったのに対し、今回は対照的にステファノ・ソッリマらしく、最初から最後まで正面衝突のパワーゲームによるバイオレンス描写。現実に起こっている様を反映させた描写の数々は、想像以上だった。

 

また、登場するキャラクターの素性が暴かれた世界で繰り広げることによる続編の恩恵を最大限に発揮。

前作をリスペクトしつつ異、最初から最後まで全力投球による世界観の描き方。

若い2人のイニシエーションを絡ませた、キャラクターの成長に楽しみを見いだせる見事な創造性、脚本への力の入れようが大変素晴らしい。

 

そして、ステファノ・ソッリマ の持ち味で、本作のテーマでもある、正義と悪の境界線のぐらつきはもはや計測不可能な程に振り切っている。

特に、アレハンドロが手話で聾夫婦と子供について話すシーンが印象的で、アレハンドロが良き父親だったことを思わせ、彼が抱える過去の痛みが垣間見えた。

暗殺者でありながら、任務の遂行と少女の命を天秤にかけ、人間としての良心を表現する、葛藤と決断は印象的だった。

 

一方、その場面と対比させながら描かれるアメリカ政府から一方的な作戦の中止と2人の粛正命令。

もっとも人間味がなく冷血なのは、あっさりと人を切り捨てる政府側である、そんなメッセージも込められているように感じた。

 

 

 

気になるサントラについてのあれこれ

 

本作の監督がドゥニ・ヴィルヌーブからステファノ・ソッリマへ、

安堵と共に受け渡されたのは反対に。

 

スコア担当のヨハン・ヨハンソンが亡くなってしまい、

ヒドゥル・グドナドッティルという、

ヨハン・ヨハンソンの愛弟子へ継承されている。

 

これが前作を見事に(いやむしろそれ以上かもしれない)作品世界を体現し、

より一層ダークに、ディープに、

研ぎすまされた音の表現を持たせているは、

ヨハン・ヨハンソンへのリスペクトのたまものであろう。

 

そして最後に鳴り響くThe Beast。

このシーンはついては、

いつ・どこで・何度観てもしびれるばかり。

 

このヨハンソン愛弟子、
ヒドゥル・グドナドッティルの代表的なディスコグラフィーも必聴。
 
・マグダラのマリア Mary Magdalene (2018) ※ヨハン・ヨハンソンと共作
・チェルノブイリ Chernobyl (2019) ※テレビシリーズ
・ジョーカー Joker (2019)
 
 
 

 

 

 

さいごに、

完結編である3部作では未回収となっているピースがどのようにハマってくるのか。

最終的にどこにボーダーラインが引かれ、若い2人はどこまで成長し、

レイエス・カルテルとの決着により,

シカリオの復讐の連鎖に終わりは訪れるのか。

地獄のスパイラル最前線への興味は、つきる事はない。

 

 

 

PS 2012年にステファノ・ソッリマが監督したバスターズについて 

 


『バスターズ』予告

 

バスターズは確かに暗黒街ほどの衝撃ではなかったものの、

ステファノ・ソッリマの原点となるので見逃せない必見作だ。

 

 

暗黒街についての特集(映画版・Netflix版のメインキャラクター紹介他)はこちら↓

www.narcos.site

 

バスターズの原題は ACAB。

All Cops Are Bastards (すべての警官はクソ!!!)

 

 

デモや暴動といった危険な現場の最前線で活躍するイタリア国家警察機動隊の警官たち。危険の最前線に身を置きながら、市民からは目の敵にされている。

それでも職務を全うしようとする機動隊員たちを、リアルアクション・複雑な人間模様・正義や正しさの境界線がぐらつく心理描写を交えながら描く。

 

モスクワ国際映画祭で国際批評家連盟賞ほか3冠に輝いたポリスアクション。

 

イタリアのアカデミー賞に相当する、

ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では6部門ノミネート。

 

 

ついにソフトも解禁されたそんな本作の見所は、

・映画祭で3冠に輝いたリアルポリスアクション

・それぞれ問題を抱えながらも支え合う個性的なキャラクターたち

・次第にエスカレートする隊員達のぐらつく善悪の是非の心理描写

 

そして、これらを最大限に盛り上げる音楽の使い方。

 

オープニングのThe White StripesのSeven Nation Armyから始まり,

エンディングのKasabianのClub Footで締めるまで。

 

手垢のつきまくっているアゲアゲのキラーチェーンだが、

あえてふんだんに使ったこのセンスって、、、

イイと思う!!

 

他にもこれら↓の曲が畳み掛けるように流れる!!

 

"New Dawn Fades" by Joy Division 

"Snow" by The Chemical Brother

"Police On My Back" by The Clash

"Where Is My Mind?" by Pixies

 

 

 ■あらすじ

 

・バスターズ(2012年)

 

 

仲間思いの凄腕隊員コブラは、

市民に対する過剰防衛で裁判にかけられる。

リーダーのマジンガは極右組織に

出入りする息子に悩んでいた。

 

熱血漢のネグロは職務に夢中になりすぎて、

妻に家を追い出されるなど、

それぞれ問題を抱えていた。

 

また、カルレットは元機動隊員で、

何か問題があれば3人の手助けをしていた。

 

新人隊員のアドリアーノは入隊当初は問題を起こしてばかりだが、

先輩たちの手厚く歓迎をされていくうちに、

徐々に隊員の一員として成長していく。

 

そんなある日、

暴動の最中にリーダーのマジンガが重症を負ったことをきっかけに、

隊員たちは自ら犯人探しに乗り出す。

 

本来の職務を逸脱した行為はやがて暴走を始め、

とんでもない事態を引き起こすことになる・・・。 

 

 

 

 ■メインキャラクター紹介 

 

イタリア国家警察機動隊

 

コブラ

仲間のプライバシーの問題解決や新人教育にも余念がない。

仲間思いの凄腕隊員だが、

行き過ぎた捜査などで暴力沙汰になることもしばしば。

 

キャスト:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ

(暗黒街でフィリッポ・マルグラーディ(与党の大物議員)を演じた俳優)

 

ネグロ

考える前に手が出るタイプの熱血隊員。

家庭でもトラブル続きで、

妻ミリアムに離婚を迫られ、

娘カロリーナと別居を余儀なくされる。

キャスト:フィリッポ・ニグロ

 

マジンガ

機動隊のリーダー。

マリアと共に、

(マリア:マジンガの妻。キャスト:ロバータ・スパーニューオロ)

息子ジャンカルロに手を焼いている。

キャスト:マルコ・ジャリーニ

 

カルレット

元機動隊員。

ゾーンダイエット(タンパク質:脂質:炭水化物=40:30:30)

にはげんで、マジンガと張り合っている。

キャスト:アンドレア・サルトレッティ

 

アドリアーノ

言う事を聞かない生意気な新人隊員。

母と暮らす家から強制退去を迫られイラついている。

キャスト:ドメニコ・ディエーレ 

 

 

 

このようにバスターズも、

ナルコスト必修科目のポリスアクションとしても、

ステファノ・ソッリマ作品としてもオススメ。

 

 

 

 PS2 企画中の「コール オブ デューティ」シリーズの映画化について

 

さらに、見逃せない情報なのが、
「コール オブ デューティ」シリーズをMCUのように、
映画ユニバースとしての企画が進行されている。
 
ゲーム原作の映画&TV作品として、
これまで誰も成功していない商業的&批評両面での成功を目指す
という事が報じられている。
 
この企画の監督として、
ステファノ・ソッリマが第一候補に挙げられており、
現在交渉中との事。
こちらの企画も一刻も早く実現して欲しい。